駐車取締りの監視員制度

導入されて1年との事。確かに初日は嘘のように路駐がなくなり、とても運転し易かった覚えがあるが、最近は元通りで監視員制度を止めたのかと思っていた位。一応継続しているようだが、相変わらず駅前の路駐は変わらないし本当に腹が立つ(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━━┻。埼玉県内だとやはり大宮や浦和等が混雑するので仕方がないかもしれないけれど、やはり駅周辺は徹底して欲しいといつも思ってしまう。

駐車取り締まり 倍増  監視員制度 導入1年
駅周辺 歓迎の声


JR浦和駅周辺で違法駐車を取り締まる駐車監視員(5月30日)


 民間の駐車監視員制度が導入され、1日で1年を迎える。新制度導入後、県内の駐車違反取り締まり件数は4月30日までで9万3830件にのぼり、制度前の2倍を超えた。駅周辺は「長時間の違法駐車は減った」と歓迎する声が多い。ただ、携帯電話で監視員の所在地を教え合う配送運転手も出るなど、ドライバー側も対策を練っているようだ。

      ■倍 増

 県警駐車対策課によると、制度が始まった2006年6月1日から、今年4月30日までに駐車監視員が取り締まった件数は6万5969件、県警による取り締まり件数は2万7861件。二つを合計すると05年の約4万5227件に比べて倍増した。

 駐車監視員に対する公務執行妨害事件は2件のみで、同課は「目立ったトラブルもなく、順調な滑り出し」と話す。

 実際、県内各地で違法駐車が減ったとの声が多い。

 JR川口駅東口前の県道。以前は、本屋や飲食店に立ち寄る違法駐車がずらりと並び、常時渋滞していた。制度開始後は車の流れがスムーズになった。タクシー運転手(56)は「よく監視員を見るから、みんな警戒しているよ」と話した。

 “被害”を受けている商店も。さいたま市緑区の駅前で文房具店を経営する女性(65)は「領収書などを買いに来る客が少なくなり、売り上げは2割減った」と頭を抱える。来年には店じまいするという。

     ■5分計測

 駐車監視員のレベルアップも目立つ。制度開始直後は端末操作に約15分かかり、約4割は手続き中に車を発進して逃げられていた。現在は手際も良くなり、大半の監視員が5分未満で手続きを完了できるという。

 さいたま市内で違法駐車を見つけた駐車監視員の男性(59)は、違反標章を取り出し、時間をはかり始めた。「『トイレにちょっと寄っていただけ』と文句を言う人も多い。規則はないが、自分は5分待ってから、標章を張るようにしている」。実際、5分たってから、違反標章を車に張り付けた。

      ■対 策

 最も影響が出ると言われた運送会社もさまざまな対策を講じている。

 さいたま市内の運送会社は、繁華街ではコインパーキングに車両を止めることが多いという。担当者の一人は「対策経費もばかにならない」とこぼす。「運転助手」として、アルバイトを雇う会社もある。JR大宮駅近くで、運転助手をしていたフリーター男性(21)は「普通免許を持っていない人が助手をやっている場合もあるが、監視員は誰かがいれば何も言わない」と話していた。

 また、県南部で荷物の積み下ろしをしていた運送会社勤務の男性は、川口市などを除き、駐車監視員が同時刻、同じ地域に1組しかいないことに注目。携帯電話で駐車監視員の所在地を連絡し合って、取り締まりを逃れているという。男性は「毎回、助手を乗せるほど余裕のある会社ばかりではない」と話す。

(2007年6月1日 読売新聞)