発掘!あるある大辞典Ⅱ その後2

予想通りと言う感じだが、しわ寄せを食ったのは納豆業界。
テレビ番組は放送中止や取り止めで済むかもしれないし、
出演者や関係者は幾らでも別の仕事がある。しかし、
納豆業界では仕入れた大豆やパッケージ、ダンボール、
配送業者のトラック手配と金額は馬鹿にならない。この損失は
やはり放送したフジテレビや関西テレビが負担するべきで、
自分達が製作した番組を放送する事での影響力を自覚し、
今後捏造等のいい加減な放送を自粛する為にも、罰則
規定を設ける必要があると思う。

<番組ねつ造>納豆発注ストップ…業者悲鳴
1月22日3時3分配信 毎日新聞


 テレビ番組「発掘!あるある大事典2」が放送した「納豆ダイエット」の内容ねつ造を、制作した関西テレビ大阪市北区)が認めて一夜明けた21日、大生産地の茨城県の納豆製造業者には早速発注取り消しの電話が入り、業者が頭を抱えている。増産態勢をとっていた業者は「このままでは廃棄処分が出るかもしれない」と話す。
 同県日立市の小規模業者は「7日の番組放映後、スーパーの注文が通常の1.5倍以上に増えたが、今日から注文がぱたっと止まった」と話す。発酵で作る納豆は出荷2〜3日前に、発注量を予測して製造を始める。業者は「22〜23日出荷分は既に作ったが、賞味期限は1週間。注文が来なければ廃棄するしかない。数十万円の損失になる」とため息をつく。
 同県土浦市の小規模業者も、スーパーから注文を取りやめる電話がかかってきた。「納豆の容器や出荷用段ボールも大量に発注してしまった。倉庫に入らないかもしれない。テレビ局はスーパー、業者、消費者ら大勢の人に迷惑をかけた。影響力が大きいことを認識してほしい」と憤る。
 水戸市のスーパーの男性従業員(36)は「番組で売り上げが倍になったが、今日の売れ行きは以前に戻り、かなりの納豆が売れ残った。大量仕入れで在庫もあり、消費期限内にさばききれるか心配。発注はしばらく見合わせる」と話した。【三木幸治、原田啓之】

最終更新:1月22日3時14分