えーっ!!ショックー(*_*)

北海道のお菓子お土産の定番なのに、こんな記事を読んでしまうと当分の間、喜んでお土産を貰う事が出来なくなりそう(>_<)。利益を上げるとは言っても、食べ物関係はやって良い事と悪い事の区別は素人でさえ明確なのに、どうしてこんな事になってしまったのかしら…(*_*)。


石屋製菓商品から大腸菌群、「白い恋人」賞味期限も改ざん 

チョコレート菓子「白い恋人」などで知られる北海道の大手菓子メーカー「石屋製菓」(札幌市、石水勲社長)は14日、本社工場で製造したバウムクーヘンなどから、大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出されたことを発表した。

 「白い恋人」の一部でも賞味期限を1か月長く改ざんして販売していたことも明らかにし、同社はこれらの商品の自主回収を始めた。

 同社によると、自主回収の対象となるのは、バウムクーヘン(賞味期限9月14日までの177本)、「白い恋人」(28枚入り2缶入り、表示賞味期限8月31日および9月30日=4328セット)のほか、アイスクリームを使用した「ミルキーロッキー」(3万3741本)などの24種類。

 同社本社工場で製造したバウムクーヘンから黄色ブドウ球菌が検出されたほか、同じ工場で製造したアイスクリームの一部からも大腸菌群が検出された。いずれも体調によっては食中毒を誘発する可能性があるという。

 アイスクリーム類の大腸菌群は6月末に行った同社の自主検査で確認され、機械の洗浄方法を改善した結果、菌は出なくなった。7月になって従業員からの匿名の情報を受けた保健所が立ち入り検査を行い、原料の加熱殺菌が不十分で食品衛生法の基準を満たしていなかったことが判明。同社は、今月12日付でアイスクリーム類の全品回収をする「お詫(わ)びとお知らせ」の新聞広告を掲載していた。

 バウムクーヘンについては、7月下旬の自主検査で黄色ブドウ球菌を検出。包装の際に従業員の手についた菌が付着した可能性があるとしている。

 また、「30周年キャンペーン限定商品」として製造した「白い恋人」のうち、売れ残った商品を再包装する際、本来の賞味期限より1か月長く改ざんしていた。

 改ざんは同社役員の指示で行われたといい、改ざんの事実は6月下旬に従業員とみられる人物からメールで会社に寄せられていたが、この役員が黙殺していた。同社は「賞味期限を越えても品質は劣化しないが、規範意識が薄かった」などとしている。

 同社は商品の検査体制を強化したほか、弁護士などを交えた調査委を設置して原因究明を進めるとしている。14日夜、記者会見した石水社長は、「深く反省している。今後も調査を進めるが、これ以上の問題はないと思う」などと話した。

 民間信用調査会社によると、石屋製菓の2007年4月決算期の売上高は約73億円。

(2007年8月14日23時41分 読売新聞)