ペピーノはお水好き!?

庭の植木鉢に植えてあるペピーノだが、2回目の水切れを起こしそうになってしまったσ(^_^;)?。意識して水まきをしているつもりだが、満足する量ではなかったみたい(゜ペ;)ウーン。今は庭の真ん中近くの木陰に置いてあるが、もっと手元近くにして、マメにお水をあげないと枯れてしまうかも…。
一時期雨ばかりだったのに、四国地方では渇水のニュースが報じられる位、晴れが続いていたのを改めて実感(=_=;)。

市民生活影響じわり
減圧給水、GS洗車機一部停止

 早明浦ダム高知県)の貯水率が低下し、1975年のダム運用開始後、最も早い第1次取水制限が始まった24日、県と4市1町が渇水対策本部を設置し、高松市では減圧給水を始めるなど、水不足に備えた動きが広がった。市町は広報車を走らせて節水を訴えたほか、丸亀市では一部のガソリンスタンドで洗車機の利用を午前中停止して、協力するところも出てきた。市民生活にもじわりと影響が表れ始めた。

   ■県、市町■   

 県は午前9時、知事を本部長とする県渇水対策本部を設置。県庁前には節水を呼びかける看板(高さ3・7メートル)を立てかけた。28日には会議を開き、さらに今後可能性がある第2次取水制限への対応を検討する。

 県は貯水率がゼロになった2005年夏の渇水を教訓に、今年度から担当部署を環境森林部から政策部に移し、水資源対策課としたばかり。山下幸男政策部長は「過去と比べても厳しい状況。県民や事業者に節水を呼びかけ水の有効利用をお願いしたい」と話した。




「午前中の洗車機使用停止」を告げる張り紙を出すガソリンスタンドの従業員(丸亀市大手町で)

 県内では水道水の香川用水への依存率は43・5%。ダムからの取水量が20%削減されて、県内に用水が入ってくる三豊市財田町の「東西分水工」では、流れ込む水量が減少。同用水を管理する水資源機構の職員3人が朝、コンピューターで水門を下げる操作を行い、流れを緩やかにした。

 各家庭に水を供給する市町も対策に乗り出し、高松、観音寺、さぬき、三豊市と三木町が24日、渇水対策本部を設置。また、この日までに宇多津町や丸亀市も本部をつくって水道管の水圧をそれぞれ30%、10%減らし、東かがわ市も自主水源の不足で本部を置いている。

 高松市では、御殿浄水場(鶴市町)で職員が配水コントロールシステムを操作して、合併前の旧市域の全約13万6000世帯を対象に7・4%の減圧給水を始めた。香川用水への依存率は旧市域が50%、旧町地域では塩江町以外100%。旧町住民についても自主減圧を呼びかけている。

  ■影響、対応■   

 丸亀市渇水対策本部は24日、ガソリンスタンドを経営する県石油商業組合丸亀支部(21社)に改めて渇水対策を要請。一部のスタンドでは同日から午前中の洗車機利用を取りやめた。

 同市大手町の天野商事丸亀SSでは、洗車機の前に「午前中は使用を停止します」と掲示。午前7時30分(日曜祝日は8時)から正午まで使用中止にした。

 事前に得意先に連絡していたため洗車に訪れたのは5台ほどと少なかったが、田尾芳照店長は「店の利益は洗車が5分の1を占めているが、市民生活への影響を考えて、全面的に協力したい」と話した。

 高松市屋島西町のホームセンター、西村ジョイ屋島店では、ポリタンクや流量を調節する節水コマを集めた渇水コーナーを設置。皿洗いをしないで済むよう紙皿や、ペットボトル入りのミネラルウオーターなども充実させたという。

 梶義博店長は「トイレや風呂の節水グッズはたくさん出ている。手軽に使えるものも多いので、節水意識を高めてもらうきっかけに」と話していた。

   ■見通し■    

 高松地方気象台は24日、四国地方の3か月予報(6〜8月)を発表。それによると、梅雨時期は平年並みに雨が降るという。6月は梅雨前線がまとまった雨をもたらし、降水量は平年より多め。7月は「中休み」が長く、平年より少なめになる見通しとしている。

 また、今月25日にはダム周辺で、30〜70ミリの降雨が予想されるという。

 国土交通省四国地方整備局は「平年並みなら渇水は解消できるだろうが、見守るしかない。油断せず早めの対策は重要」としている。

(2007年5月25日 読売新聞)

農家や工場影響深刻
那賀川2ダム貯水率ゼロ

少雨の影響で、貯水率がほぼゼロになった長安口ダム(24日午前9時40分、那賀町で)

 那賀川上流の長安口ダム(那賀町)と、小見野々ダム(同)の貯水率がほぼゼロになった24日、国土交通省那賀川河川事務所は同日、ダムの最低水位よりも下にたまった底水の利用を25日午前0時ごろに始めることを決めた。徳島地方気象台によると、25日の天気予報は雨だが、渇水を解消するほどのまとまった雨量は期待できないという。稲の生育や工場の操業への影響は深刻で、関係者は、空をうらめしげに見上げている。

 今回は、2005年の渇水とは違い、田植えの時期と重なり、田に引く水が不足する危機に直面している。阿南市那賀川南岸土地改良区によると、用水の流れを板でせき止め、水を自分の田んぼに引き入れる“我田引水”の行為をする農家もいるといい、同改良区に苦情の電話が寄せられている。

 同改良区では、水量を確保する手段として、市外に転出するなどしたために利用されていない家庭用の井戸水を使う方針を決定。現在、地権者らに了解を得ており、熊本勉理事長は「米作りの手入れはいくらでも惜しまないが、稲を枯らしては元も子もない。今のままでは、収穫量が減ってしまうのではないか」と気をもんでいる。

 小松島市日本製紙小松島工場は、古紙からパルプを作る設備などを止めている。「これ以上、水が少なくなれば現在稼働している紙をすく抄紙機も止めることを検討しなければならない。工場としての存在価値がなくなるのと同じなので、何とか避けたい」と打ち明ける。

 底水は発電用の川口ダム(那賀町)と長安口ダムの計500万立方メートルを使用。うち400万立方メートルを占める川口ダムは、約140万立方メートルを使用すると発電ができなくなるといい、管理する県企業局は「停止したくはないが、非常事態で仕方ない」と説明している。

(2007年5月25日 読売新聞)