2012 年開通予定

だったの!?(・・?。コナミ川越に行く途中、工事現場横を
通り過ぎて行くが、後6年で開通するとは一寸思えない。確かに
開通したら、埼玉県に住んでる私としては神奈川県も茨城県
自由に行き来でき、混雑する首都高や環七・環八を通らずに済む
だけで、どれだけ早く目的地に着くかわからない。しかし、
ただでさえ遅れがちな工事なのに神奈川県城山町圏央道計画
ルートに不法残土が400万立方メートル以上投棄され、撤去費に
数百億もかかる為、最悪の場合はルート変更→工事の遅れとなる
可能性があるらしい。一体何時になったら完成するのやら
…(´ヘ`;)。

圏央道予定地に残土400万立方m、ルート変更も
 首都圏中央連絡自動車道圏央道)の神奈川県城山町内の計画ルートに、約400万立方メートルに上る建設残土が不法投棄されたままになっていることから、国土交通省が近く、計画変更のための現地調査に入ることが4日、わかった。

 残土の完全撤去には数百億円の費用がかかるとみられることから、最悪の場合はルート変更を余儀なくされ、現場を含む区間の開通は「2012年度」の目標からずれ込む可能性が高い。神奈川県は残土の存在を把握していながら、「原状回復される」との見通しで都市計画決定していた。

 国交省や神奈川県によると、現場は八王子南―相模原インター間。残土は、相模川沿いの約20ヘクタールに投棄され、深さ20〜30メートルの谷を埋め尽くしている。同県内の業者が1989年から約6年間、東京都内の宅地造成で出たものを運び込んだ。東京ドーム3・2杯分にあたる。

 業者は93年、原状回復に向けた「自主復旧計画書」を県に提出したが、その後も不法投棄を続けたため、95年、神奈川県警に不動産侵奪容疑で摘発され、有罪が確定した。

 同県が都市計画決定したのは、事件後の97年。計画では、この谷を挟んで南北の山にトンネルを掘り、谷の上に長さ170メートル、幅24メートルの橋を架けることになっているが、残土は放置されたままだった。同県都市計画課は「当時の経緯は不明だが、違法な状態を是認した形で都市計画決定するわけにはいかず、原状回復を前提に計画決定したのではないか」としている。

 しかし、業者とは連絡が取れない状態。残土撤去についての処理能力もないとみられることから、国、県、町で対応を協議したが、「残土が崩れることに伴う災害が予想されるなど差し迫った状況にはなく、費用負担でも調整がつかなかった」(神奈川県森林課)という。

 このため、国交省は〈1〉計画通り橋を架ける〈2〉一部の残土を取り除き、その上に道路を通す〈3〉残土で埋まった谷にトンネルを通す〈4〉ルートを変更する――の4案で検討。しかし、計画通り橋を架けるためには、残土を取り除く必要があり、国交省は費用面などから「困難」と判断した。

 〈2〉〈3〉についても地震などの災害対策が求められるため、国交省相武国道事務所は、年内に約4700万円をかけてボーリング調査することにした。ルート変更となった場合は、改めて環境アセスメント(影響評価)などを行う必要が生じ、現場周辺の着工そのものが大幅にずれ込む可能性が高いという。

(2006年11月4日14時30分 読売新聞)